冷戦後の中国 2
「彼らは海外に出ており外の世界を知っています。
高い教育を受けている者が多く、問題解決の方法もより現実的です」。
・・・では、中国は冷戦後の世界のなかで、どういう役割を果たしていくのでしょうか。
それは「南北問題」が鍵になると教授は指摘していました。
「中国がいま社会主義という原則を掲げています。
これは、ここしばらくまだ続くと思います。
その背景にもうひとつあるのは、南北間の格差が非常に広がっているという問題です。
中国はご存じのように軍事的な大国です。
さらに貧しい第3世界の一員でもあります。
・・・ということは両面において、つまり軍事的側面においてデタントが進んでいないこと、経済面において発展途上国と先進諸国の摩擦が増大していること・・・。
この両方の矛盾を中国は持っているということです。
すなわち、中国が今後、その2つの矛盾をどういうふうに解決していくのか、つまり中国が新しい展望としてデタントの道を踏み出すのか、そうした展望を世界に示すのか。
・・・さらには南北対立のあるいは南北の経済的摩擦というものに対して中国が的確な対応をし、その矛盾、摩擦を緩和していく方向へ新しい対外政策を展開していくか否か。
それが新しい国際情勢の形成におけるキーポイントになるだろうと思うわけです」。
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